考察 部族編 キト・ボロン・トゥム族

ツォルキンには部族と予言という拡張があります。部族は個別に特殊能力を追加してゲームを行う拡張です。その一部の部族を抜粋して紹介したいと思います。今回は、キト・ボロン・トゥム族です。

能力

手番ごとに1回、労働者駒を歯車 上に置くためにコーンを支払うとき、あなたはアクションスペースの コストの代わりにコーン3つを支払うことができる(これは複数の労働者駒の配置によるコストには影 響しない)。
 各歯車上で、あなたは追加のスペース(多くの歯車ではスぺース8、チチェン・イツァではスぺース11)を1つ持つ。このスぺースは、最も番号が1大きい通常スペースとまったく同じように機能する(追加コ ストを支払うことなく、その歯車 上の任意のアクションを実行できる)。

引用 ツォルキン:部族と預言 対訳表

高々2コーン儲かる能力ではない

通常のプレイでは、高コストの段には置きにくい。チチェン・イツァ以外では5コーン、6コーン払ってでもその歯車に置きたい状況が限られているからです。スペース5におかずにできるだけスペース4でコーンを節約しておきたいところです。ただ、この部族はスペース5に遠慮なくおける能力と考えた場合、最大でも2コーン程度しか儲からない能力ということになってしまいます。ですが、スペース6に置くことを積極的に考えた場合はどうでしょう。その部分にはあまり誰もおらず、置くことができるだけ、歯車のすべてのアクションを実行できるため、思った以上にコストは低くなります。

スペース7に置ける唯一の部族

通常のプレイではスペース7には置くことができません。置いたのしてもラウンド終了時には回収されてしまうからです。しかし、この部族はスペース8に入ることができる。そのため、置くことができます。
スペース7に置くことを阻止するのは容易ではありません。接戦になった場合、相手に置かせないように歯車を埋めることは、よくある戦術です。それでもせいぜいスペース6までです。スペース7においても損の方が大きくなってしまうのでできません。妨害されることなくコマが置けるのは非常に有利です。

まとめ

この部族は通常のプレイとは異なる戦術を必要とします。高スペースに積極的に置くことを考える必要がある。