なぜ書くのか
記憶は当てにならない
人間は忘れるし、記憶改変が起こるし、病気になったり、トラックにひかれたりする。トラックに引かれなくても、部署変更や転職によって知っている人がいなくなることが往々にして発生する。文章によって残してことによって、忘れたり記憶が改竄されたり伝わることはなくなる。 昔からある機能や成り立ちがわからなくなる。わからなくなったことによって、間違った方向に進んでしまったり、同じ失敗を何度も繰り返す。失敗したことややらないと決めたことを書くことで失敗を繰り返さないようにできる。
ドキュメントを書かないのがアジャイルではない
agilemanifesto.org アジャイルソフトウェア開発宣言では、「包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを」とありますが、ドキュメントを書かないのがアジャイルではない。アジャイルだからドキュメントを書かなくてもいいとは書いていない。ドキュメントもインクリメントに含まれる。
いつ書くのか
知らないことを聞いたとき
初めて聞いたことをドキュメント化していくことで、同じように知らない人がいたときに説明しやすくなる。
知っていることを聞かれたとき
自分が知っていることが、必ずしも他の人が知っているとは限らない。業務上で必要な知識であればリンクを貼っておくだけでもいいので、ドキュメントとして残してあると検索できり経緯がわかる。