iOS26でデザインが変更になる
Liquid Glassを採用した新しいデザインになり、大きく変更になった。 ガラスのような透明感と液体(Liquid)のような動作が特徴的です。
感想
透明感はそんなに重要ではない
透明感のある表現をしたいのだろうが、実際使ってみると正直見にくい。透明要素をできるだけ減らした状態を使っているのでガラス部分に対してはあまり感じない。透明な状態で使うとアイコンが見にくくなるので使うに耐えない。beta版なので頑張って調整はしているようだが、8月初旬の現状だと透明要素が多くする人はいない。
液体のような動作の方が重要
一部のボタンは、タップした時にジェルを押し潰したように広がりつつ透明になり、離すと元に戻る。タップした時の挙動が変わるもののそれがよりわかりやすくなっている。Liquid Glassのらしさは、透明であることよりも動作にあると感じた。
1日もしないうちになれる
大きくデザインが変わると取っ付きにくく感じるかもしれないが、すぐになてた。ボタンの配置や操作方法が大きく変わるわけではないからだ。アプリもLiquid Glassに対応するまではそのままなので、これからどうなっていくかはわからないが大きく困ることはないだろう。
Webサイトについて
ブラウザのナビゲーションバーやツールバーが磨りガラスがではあったが、より透明感が増してサイズが小さくなった。大抵の場合は問題ないかもしれないが、最上部や最下部に固定で表示をしている場合は不自然さを感じる表示になる場合がある。
アプリ開発について
少なくとも会社で開発しているアプリは大きく崩れる部分はbeta版のバージョンアップとともに少なくなったものの、アプリの構造上一部はどうしても不自然さが出てしまっている部分がある。不自然なところが多い場合は Info.plist にUIDesignRequiresCompatibility キーに値をtrueで設定して互換モードでビルドして時間を稼いだ方が良いだろうが、おそらくこの設定は1,2年程度で設定されていても無効になると思われる。
Xcode 26でビルドして、iOS26で見た場合に発生した問題を列挙する。
- 吹き出しでの表示
- 余分なパディングが入っており、意図通りの表示になっていない
- 背景色をつけないか、パディングを調整っする必要がある
- ナビゲーションアイテムの表示
- アイコンが中央に揃っていない箇所があった
- ナビゲーションバーとタブバー、ツールバーへの潜り込み
- これらの透明感が増したことによってナビゲーションバーの下に表示されてないようにしてある箇所とそうでない箇所の差が気になるようになった
- ちゃんと潜り込むようにすればできるが、構造によっては時間がかかる
- セーフエリアの境界にあるViewの表示がナビゲーションバーやタブバーと離れている
- セーフエリアの上部とナビゲーションバーの下部が一致していない。少なくとも間が開いて見える。セーフエリアの上部に固定した表示はナビゲーションバーとくっついていないので不自然に見える
- 解決策を模索しているがいい案はない。
- 標準UIのサイズの変更
- スイッチなどのサイズが変更になっているので、決め打ちで扱っている場合は崩れる可能性がある
- 標準UIのサイズがなんであっても動くようにした方が良い
列挙したものの9月ごろのBeta版で改めて見て、軽微な部分は後回しにしても良いと考えている。
Liquid GlassがiOS以外でも流行るか?
ガラスを置いたようなボタンの表現は一瞬流行るかもしれないが、重要なところは動作でなので動作を含めて真似ができるライブラリができたら流行るかもしれない。