ファブフィブ

ボドゲ紹介 Advent Calendar 2015 2日目
http://www.adventar.org/calendars/874
前日は、Ruhrschifffahrt 1769-1890 (ルール石炭輸送) でした。本日は、ファブフィブです。

パッケージはかわいい

まずはパッケージを見てくれ

ファブフィブ 日本語版

ファブフィブ 日本語版

かわいい。

「ファブフィブ」は、かわいらしい絵柄だが内容は全く可愛らしくないブラフゲームです。ブラフゲームとは嘘をつくことによって勝つことのできるゲームことです。つまり、殺伐した殺し合いが行われるゲームである。全滅させれば勝利となる。

このゲームは、前の人から渡された3枚のカードで構成された3桁の数字を必ず釣り上げて次の人に渡さないといけない。そのため、カードを交換したり、嘘をついたり、それを見抜いて失点を与えるゲームです。

ライフを表すカードが配られるのだが、死神が近づいてきて、ライフを失うと昇天した絵柄が現れる。かわいい。

基本情報

人数:3 - 10人
年齢:10 -
時間:20 - 30分

比較的簡単はゲームです。

ゲームのルール

0〜9の数字の書かれたカードを使います。前の人からカードを渡されたらできることは2つあります。カードをとって数字を宣言して次の人に渡すか、「ダウト」と宣言するかです。カードをとった場合、前の人の宣言より大きい数字を言わないといけません。そのため、カードを交換してもよい。好きな枚数捨てて同じ数だけ引くことができる。ダウトした場合、正しい数字かどうか検証します。3枚のカードを開いてそのカードでできる最大の数字が正しい数字です(8、5、7の場合、875が正しい数字)。正しい数字が宣言と同じ場合ダウト失敗、違う場合宣言が失敗したことになる。失敗した方は失点を受け、次のラウンドを開始する。

ここがオススメ

ルールが簡単で嘘を見破るだけというゲームの中で生まれる駆け引きは非常に秀逸なものがあります。カードを交換した枚数や、その表情、周りの反応までを情報として嘘を見破り欺く。

0〜9のカードが5枚づつという単純な構成のためある程度はカウンティングが効き、確率を計算することができる。相手が引ける確立や、受け取った時に正しい数字を言える確立がある程度は計算できる。確率的に十分あり得る内容が無駄に釣り上げられた宣言を、受け取った時にこれ以上ない疑心暗鬼に陥ること間違いない。

そしてよくある光景として、1枚も交換しないことだ。前の人が手札より低い数字を宣言し、受け取った人が正しい数字を宣言するというものだ。前の人にとってデメリットでしかない低い数字での宣言だが、一つ先の人には非常に疑わしい行動になる。受け取って手札より低い宣言だった時は、もう誰も信じられなくなる。

まとめ

非常に秀逸なブラフゲームです。「ブラフ」や「コヨーテ」が好きな方にオススメです。