プログラミングの基礎

OCamlで書かれたプログラミングを初めて学ぶ向けの本。
もし関数型プログラミング言語についての初めて学ぶのならこの一冊がよいと思います。お茶の水大学の浅井先生によって書かれており、授業でも使われている。大学の授業で使われているため小難しく書かれている。しかし、ある程度プログラミングをした事ある人間ならコード書きながら読んでいけば、そんなに難しくはない内容です。

章構成が非常に巧みで、プログラミングそのものについてから始まりアルゴリズムの基本的なものが次第にわかるようになっている。プログラミングする上でどうすればいいかを示すレシピ、デザインレシピを提示しています。デザインレシピを学ぶことによってよりムダの少ないプログラムが作れると提示しています。大抵は

OCamlとは?

強い静的関数型プログラミング言語。教育用に作られた言語のため比較的読みやすい。強力な型推論が特徴の言語である。

実用的か?

OCaml自体が教育用という事もあり、実際のプロジェクトで使われているという話は多くは聞きません。実用面を重視するならScalaClojureの方がよいでしょう。OCamlから始めるのは、C言語のようなより単純な言語から学ぶのと同じです。プログラミングをする感覚になれるという意味で始めるのがいい。

まとめ

関数型プログラミングを学びたいが、何から始めたらいいかわからない人にオススメする一冊です。

プログラミングの基礎 ((Computer Science Library))

プログラミングの基礎 ((Computer Science Library))