ペアプロにはレビューとは違うものがありそうなメモ

まだ調べ中なのです

経緯

教育心理学概論を読んでいて、

と呟いたら興味深いと言われてしまったのでメモしながらまとめることにした。
この本はまだ9章までしか読んでいませんが、6章と9章がおすすめです。

本の内容

教育心理学概論 の6章2節に建設的相互作用論というものが出てきます。ミシンが縫える仕組みの理解を扱った研究と折り紙を使った計算を扱った研究が出てきます。
ミシンが縫える仕組みの理解を扱った研究では、ペアでミシンが縫える仕組みを納得いく説明を作って欲しいと依頼する。最も詳しく分析できたのは、ミシンは物理的に不可能な機械だと主張した大学院生と修理までしたことがある客員研究員だった。
折り紙を使った計算を扱った研究では、折り紙を渡して「3/4の2/3」に斜線を引いてくださいと依頼する。折り紙を追ってもいいし、1/2と計算してから斜線を引いてもいい。9割以上の人は折り紙を折った。第二試行として「2/3の3/4」を依頼しても、2割りしか計算してから斜線を引くことはなかった。ペアで同じ試行を行わせた場合は、第二試行で7割が計算してから斜線を移行した。

感想

ミシンの話で言えば、新入社員とペアで既存部分のドキュメントの作成するのが良さそうだ。
折り紙の話で言えば、レビューするのは異なる二人で同じような作業をしてすり合わせるような作業だと思って、「1/2と計算して斜線を引く」を思いつくのは確率は2割づつ(4割弱)あるが、ペアで作業したら7割に上がることになる。そんな単純な話でもないだろうが、相互作用による効果はそれぞれ考えるレビューより、ペアで作業した方が高まりそうな気がする。